年末年始の来客・帰省の受け入れ準備|寝具・食器・スリッパ・玄関・暖房の5つの確認

目次
結論から言うと、年末年始に来客や帰省を迎える準備は、「寝具」「食器・箸」「スリッパ・タオル」「玄関」「暖房」の5つを、泊まる人数と日数から逆算して確かめるのがよいと考えている。暖房と湯たんぽは、準備のなかでも安全に関わる部分なので、NITE(製品評価技術基盤機構)と消費者庁の案内を確かめたうえで、使い方を決めたい。
札幌の冬は、玄関から室内までの雪と水気、夜の冷え込みが、ほかの地域より気になりやすいと考えている。この記事は、50代の暮らしの目線から、受け入れる側が前もって整えておきたい5つの確認を、筆者の提案として整理したものだ。暖房と湯たんぽの安全に関する部分だけ、公的機関の案内を引いている。
玄関と靴箱の中身を整える手順は年末の玄関・靴箱の整理|お正月の来客前に整える順番で、雪や水気を室内に持ち込みにくくする工夫は札幌の冬の玄関の雪・水対策|マット・靴の乾かし方・凍結への備えで、手が回らないときの掃除の頼み方は年末の大掃除を家事代行に頼む|頼める範囲と選び方で扱っている。ここでは、「迎える人数分の物を、いつまでに、何を用意するか」に絞る。
来客や帰省の受け入れ前に、何を確かめればよいですか?
5つを順に確かめるのがよいと考えている。
この5つの分け方は筆者の提案だ。泊まる人数と日数を最初に決めておくと、必要な物の数を数えやすい。
受け入れ前の5つの確認(筆者の提案)
| 順番 | 確かめる点 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1 | 寝具 | 泊まる人数分の敷き寝具と掛け寝具があるか。干したり洗ったりする時間があるか |
| 2 | 食器・箸 | 人数分の食器・箸・取り皿があるか。足りなければ何を足すか |
| 3 | スリッパ・タオル | 人数分のスリッパと、顔や手を拭くタオルがあるか |
| 4 | 玄関 | 靴を脱ぐ場所、傘や上着の置き場、雪や水気の拭き取りの用意があるか |
| 5 | 暖房 | 泊まる部屋の暖め方と、消し方の伝え方を決めてあるか |
寝具は、どう準備すればよいですか?
泊まる人数分の敷き寝具と掛け寝具を数え、使う前に点検するのがよいと考えている。
ここからは筆者の提案だ。普段使わない寝具は、押し入れに入れたままだと、におい・湿り・傷みが気になることがある。来客の数日前に、取り出して状態を確かめておきたい。
- 泊まる人数と日数を決め、敷き寝具・掛け寝具の組数を数える
- 干せるものは干し、洗えるものは洗って、乾かす日を見込む
- 枕やシーツ、枕カバーも人数分あるか確かめる
- 寒がりの人のために、毛布や掛け物を1枚多く出せるようにしておく
湯たんぽで布団を温めておく方法もある。消費者庁は、ゆたんぽについて、使用前によく点検して亀裂や破損がないか確認すること、製品ごとに指定された加熱方法と加熱時間を守ること、長時間身体に接触させないようにすること、就寝時に布団を暖めるために使用する際は、就寝前に布団から出すことを案内している。湯たんぽを使う場合は、泊まる人にも「寝る前に布団から出してほしい」と伝えておきたい。
食器と箸は、どう準備すればよいですか?
人数分に加えて、取り皿と箸の予備を数えておくのがよいと考えている。
ここからは筆者の提案だ。お正月は、おせちやお雑煮など、一度に出す品数が増えやすい。普段の家族の人数分では足りない場合があるので、迎える人数が決まったら、次のように数えておきたい。
- 食器・汁椀・取り皿・箸・コップを、泊まる人数と来客の人数分数える
- 割れた物や欠けた物がないか、手に取って確かめる
- 普段使いの物と来客用の物を分けて、取り出す場所を決める
- 足りない分は、使い捨ての物で補うか、別の日に買い足すか決める
スリッパとタオルは、どう準備すればよいですか?
人数分のスリッパと、洗面所に出すタオルを用意しておくのがよいと考えている。
ここからは筆者の提案だ。札幌の家は、玄関やたたきが冷えやすく、雪や水気を持ち込みやすいと感じるので、スリッパの置き場も決めておくと迎えやすい。
- スリッパは来客の人数分を、玄関のあがりかまちに出せるようにしておく
- 顔や手を拭くタオルを、洗面所に人数分用意する
- 濡れた手袋や上着を置く場所を、玄関近くに決める
- バスタオルや着替えを置く場所を、泊まる部屋の近くに用意する
高齢の家族が来る場合は、足もとが滑りにくいか、スリッパが脱げにくいかも見ておきたい。床に置いた荷物でつまずかないよう、通り道を空けておく。
玄関は、雪の日の出入りに、どう備えればよいですか?
靴を脱ぐ場所、傘や上着の置き場、雪や水気を拭く用意の3つを、先に整えておくのがよいと考えている。
ここからは筆者の提案だ。来客や帰省の人が重なると、玄関に靴や荷物があふれやすい。雪の日は、靴についた雪や水気が、たたきを滑りやすくすることもある。
玄関で整える3つの点(筆者の提案)
| 整える点 | 見ておくこと |
|---|---|
| 靴を脱ぐ場所 | 家族の靴を靴箱に入れて、来客の靴が置けるあきがあるか |
| 傘・上着の置き場 | 濡れた傘や上着を置く場所が、玄関か廊下にあるか |
| 雪・水気の拭き取り | 拭き取り用の布を目につくところに置き、たたきに砂や水けが残っていないか |
靴箱や玄関マットの整え方は、年末の玄関・靴箱の整理|お正月の来客前に整える順番と札幌の冬の玄関の雪・水対策|マット・靴の乾かし方・凍結への備えにまとめている。玄関先の雪かきや、凍結しやすい場所は、迎える前の日に確かめておきたい。
暖房は、来客のためにどう準備すればよいですか?
泊まる部屋の暖房器具の周りに燃えやすい物を置かず、就寝前には消し、消し方を泊まる人にも伝えておく。
NITE(製品評価技術基盤機構)は、「衣類や布団などの可燃物の接触に注意!~暖房器具による火災を防ぐ~」という発表で、火を熱源としない電気ストーブなどの暖房器具でも、可燃物が接触すると過熱されて火災に至るおそれがあると案内している。2010年度から2019年度までの10年間にNITEに通知のあった製品事故情報のうち、暖房器具の火災事故は合計1361件あり、事象別では可燃物の接触による事故が187件と最も多く、このうち電気ストーブの事故が97件(52%)だという。
NITEが示す事故を防ぐポイントは、次のとおりだ。
事故を防ぐポイント(NITEの案内より)
| ポイント |
|---|
| 暖房器具の周囲に可燃物などを置かない。特に、近くで衣類などを乾かさない |
| 就寝する前に必ず消し、完全に消えたことを確認する |
| その場を離れる時や外出時などには消す |
ここからは筆者の提案だ。
- 泊まる部屋の暖房器具の周りに、荷物・上着・布団が触れないよう、あらかじめ置き場所を空けておく
- 泊まる人には、暖房器具の電源の切り方を、来た日に伝える
- 普段使わない暖房器具は、使う前に取扱説明書で使い方を確かめる
結局、来客・帰省の受け入れ準備は、何から始めればよいですか?
泊まる人数と日数を決め、寝具、食器と箸、スリッパとタオル、玄関、暖房の5つを順に確かめる。
暖房器具と湯たんぽは、NITEと消費者庁の案内をめやすに、周りに燃えやすい物を置かないことと、就寝前に消す・布団から出すことを基本にしたい。まずは今週中に、泊まる人数と日数を紙に書き出し、寝具の組数を数えてみてほしい。
よくある質問
来客用の寝具は、いつ頃から準備すればよいですか?
決まった時期はありません。この記事では、来客の数日前に押し入れから出して点検し、干したり洗ったりする時間を見込むことをおすすめしています。
湯たんぽで布団を温めておいてもよいですか?
消費者庁は、就寝時に布団を暖めるためにゆたんぽを使用する際は、就寝前に布団から出すよう案内しています。また、長時間身体に接触させないこと、製品ごとに指定された加熱方法と加熱時間を守ることも案内しています。
泊まる部屋の暖房は、つけたまま寝てもらってよいですか?
NITEは、暖房器具について、就寝する前に必ず消し、完全に消えたことを確認することを案内しています。この記事では、泊まる人にも消し方を前もって伝えておくことをおすすめしています。
来客の人数が直前まで決まらないときは、どうすればよいですか?
この記事では、最大の人数を想定して、寝具・食器・スリッパの数を数えておくことをおすすめしています。足りない分は、使い捨ての物で補うなど、別の方法も前もって決めておくと慌てにくいと考えています。
確認した出典: NITE「衣類や布団などの可燃物の接触に注意!~暖房器具による火災を防ぐ~」、消費者庁「ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう! -ゆたんぽの破損・破裂等によりやけど事故が発生しています-」(確認日 2026年10月9日)