北海道の冬の水道凍結を防ぐ水抜きの基本|栓の場所と凍った時の注意

目次
  1. 水抜きは、どんな場面で必要になりますか?
  2. 水抜き栓の場所は、どう確かめればよいですか?
  3. 水抜きの一般的な流れは、どうなっていますか?
  4. 水道が凍ってしまったら、してはいけないことは何ですか?
  5. 困ったときは、どこに相談すればよいですか?
  6. 結局、水道凍結に向けて水抜きはどう備えればよいですか?
  7. よくある質問
  8. 水抜きは、毎晩しなければいけませんか?
  9. 水抜きをしたあと、水はいつから使えますか?
  10. 水道が出ないとき、凍っているのかどうやって見分けますか?

結論から言うと、冬の水抜きは「冷え込む夜」と「長く家を空けるとき」に備えるもので、水抜き栓の場所を先に確かめ、手順は住まいの説明書・管理会社・水道局の案内に従うのが基本になる。凍ってしまったときは、熱湯をかけない。

夜、布団に入るころには蛇口から水が出ていた。ところが翌朝、同じ蛇口をひねっても何も出てこない。北海道の冬には、そんな朝を迎える家がある。

水道管の中の水が凍ると、水が出なくなるだけでなく、配管や蛇口が傷むことがある。傷みは、氷が解けたあとの水漏れとして表れることもある。だから、凍ってから慌てるより、凍る前の備えが大切になる。

この記事では、水抜きが必要になる場面、水抜き栓の場所の確かめ方、一般的な流れ、凍ったときにしてはいけないこと、困ったときの相談先を順に整理する。水抜きの方法は、建物や設備によって違う。ここで書くのは一般的な流れだけで、実際の手順は住まいの案内で確かめてほしい。具体的な気温の基準は、この記事では示さない。

水抜きは、どんな場面で必要になりますか?

冷え込む夜と、数日以上家を空けるときが中心になる。水の動かない配管は、冷えると凍りやすいからだ。

場面 気をつける理由 考え方
冷え込む夜 夜間は水を使わず、配管の水が動かない 住まいの案内にある凍結対策を、寝る前に確かめる
長く家を空けるとき(旅行・帰省・出張) 暖房が止まり、異変に気づける人もいない 出かける前に、水抜きが必要かを案内で確かめる
使っていない部屋・空き家 水が動かず、暖房もない 水抜きや閉栓の扱いを、管理会社や水道局に聞く
屋外の水栓・外の蛇口 外気にじかにさらされる 冬の前に、屋外水栓の水抜き方法を確かめる

水道局の案内では、冷え込みの予報が出たときに注意が呼びかけられることがある。何度から、という数字は、地域や設備で違う。最新の案内で確かめてほしい。

住まいによっては、凍結を防ぐ設備が付いていて、毎晩の水抜きが要らないこともある。反対に、そうした設備がある家でも、停電や長い留守のときは水抜きを案内されることがある。自分の住まいがどちらなのかを、先に知っておきたい。

水抜き栓の場所は、どう確かめればよいですか?

まず住まいの説明書を見て、載っていなければ管理会社や施工した会社に聞く。操作する前に、場所と動かし方を確かめておく。

確かめる先 聞く・見るもの ポイント
住まいの説明書・設備の取扱説明書 水抜き栓の位置図や手順 図が載っていることが多い。まずここから
管理会社・大家 賃貸やマンションの扱い 共用部分の元栓は、勝手に操作しない
施工した会社 水抜き栓の方式 戸建ては、建てた会社に聞くと早い
水道局 水道メーターや元栓の位置 地域の注意の案内もあわせて見る
家の中・外を見る 洗面所や台所の下、玄関まわり、床の点検口、屋外のメーターボックスなど 場所は住まいごとに違う。固い蓋を無理に開けない

水抜き栓は、ハンドルかレバーか、屋内か屋外かなど、形も場所も住まいによって違う。決めつけず、案内で確かめる。秋のうちに一度だけ場所を確かめ、家族にも伝えておくと、冷え込む夜に慌てずにすむ。

水抜きの一般的な流れは、どうなっていますか?

蛇口を閉めてから水抜き栓を「止」の方向に操作し、蛇口を開けて空気を入れ、配管の水を抜く流れが一般的だ。札幌市水道局の「水道を凍結させないためには」でも、この順で紹介されている。ただし設備や操作は住まいで違うため、案内に従う。

一般的な流れを、5つの手順で整理する。

  1. 家族に声をかけ、これから水を使わないことを伝える
  2. 使っている蛇口を閉める
  3. 水抜き栓のハンドルやレバーを、案内のとおり「止」の方向に、止まるところまで操作する
  4. 蛇口をいっぱいに開けて空気を入れ、配管の水を抜く。水が出なくなったのを確かめてから蛇口を閉める。給湯器・トイレのタンク・洗濯機の給水ホースなど、水がたまる設備は、それぞれの取扱説明書に従う
  5. 水抜きをしたことが分かるように、貼り紙などで印を残す

給湯器は、機種によって水抜きや電源の扱いが違う。電源を切ると、凍結を防ぐ働きが止まる機種もあるため、取扱説明書で確かめる。

水を再び使うときは、蛇口が閉まっていることを確かめてから水抜き栓を「出」の方向に戻し、蛇口をゆっくり開ける。水漏れがないかも見ておく。順番は住まいの案内で確かめてほしい。

水道が凍ってしまったら、してはいけないことは何ですか?

熱湯をかけないことが第一だ。急に熱すると、配管や蛇口が割れることがある。無理に回したり、叩いたりするのも避ける。

場面 してはいけないこと 代わりの考え方
蛇口や配管が凍ったとき 熱湯をかける 温度の急な変化で、割れるおそれがある。水道局の案内では、タオルを巻き、ぬるま湯をゆっくりかける方法が紹介されることがある。最新の案内で確かめる
蛇口が固いとき 力まかせに回す・工具で叩く 部品が壊れることがある。無理に動かさず、案内に従う
配管が冷たいとき 火を直接当てる 火災や破損のおそれがある。使わない
氷が解けたあと そのまま外出する 水漏れがないかを見る。漏れていたら元栓を閉めて相談する

凍ったかどうか分からないときもある。ほかの蛇口は出るのか、近所も出ないのか、水道局から断水のお知らせが出ていないか、といった点を見ると、状況を整理しやすい。

困ったときは、どこに相談すればよいですか?

住まいによって、管理会社、札幌市水道局など自治体の水道局、水道の修理を行う事業者に分かれる。まず管理会社か水道局に聞くと、次の動きが決まりやすい。

  • 賃貸・マンション: 管理会社や大家に連絡する。部屋の中の修理も、勝手に手配せず、先に相談する
  • 戸建て: 水道局に相談する。水道メーターより先の配管や蛇口は、住んでいる側が修理を手配することが多いとされる。判断が難しいときは水道局に聞く
  • 水が止まらない・漏れているとき: 元栓を閉めたうえで、管理会社や水道局、水道の修理を行う事業者に連絡する

修理を頼む事業者は、自治体が指定する事業者を水道局が案内していることがある。連絡先や受付時間は、水道局の最新の案内で確かめてほしい。

結局、水道凍結に向けて水抜きはどう備えればよいですか?

水抜きが必要な場面を知り、水抜き栓の場所を確かめ、手順は住まいの案内に従う。凍ったときは熱湯をかけず、困ったら管理会社か水道局に聞く。

水抜きは、慣れないと不安になる作業だ。だからこそ、冬の前に説明書を開き、場所を一度確かめておくと、冷え込む夜の落ち着きが違う。完璧な手順を覚えるより、迷ったら聞き先を決めておくほうが、現実には役に立つ。

関連して、冬の暮らしを整える記事もどうぞ。

よくある質問

水抜きは、毎晩しなければいけませんか?

一律には言えません。凍結を防ぐ設備の有無や、地域の冷え込み方で違います。住まいの説明書や管理会社の案内を確かめ、必要な場面を決めておきましょう。

水抜きをしたあと、水はいつから使えますか?

蛇口が閉まっていることを確かめてから水抜き栓を元に戻し、蛇口をゆっくり開けて使うのが一般的です。順番は住まいで違うため、案内に従い、水漏れがないかも確かめてください。

水道が出ないとき、凍っているのかどうやって見分けますか?

ほかの蛇口が出るか、近所も出ないかを見ると整理しやすくなります。断水のこともあるため、断定せず、水道局のお知らせを確かめ、分からなければ管理会社や水道局に相談してください。

  • #水抜き
  • #水道凍結
  • #水抜き栓
  • #凍結防止
  • #北海道の冬
  • #札幌の冬
  • #暮らしの工夫
  • #50代

Related関連記事